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栗田仁 Jin Kurita
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Profile 栗田仁建築設計室 代表 静岡市北 606-1 e-mail:jin-k@mte.biglobe.ne.jp Homepage:栗田仁建築設計室 1949 静岡市生れ 1975 名古屋大学大学院建築学専攻、修士終了 1978 栗田仁建築設計室設立、現在に至る |
![]() モード・ローラ ![]() ![]() 花ふうせん ![]() ![]() ![]() プロショップ SUZUKI ![]() Paddington residence ![]() ![]() 清水市S邸 |
シーアイ化成の水野さんからFAXが入った。静岡の栗田仁さんという建築家を御存じかという。栗田さんは、時々、製品に対しての的確、辛辣な意見を寄せてくれるらしい。できたら、訪ねていただけないかとの事だった。 実は、栗田さんとは20年近く前からの知り合いであり、私の著書が出ると、静岡新聞などに紹介してくれる良き友だから、喜んで引き受ける。彼に会うのも久しぶりである。 静岡には、多くの知人がいる。その中でも栗田さんは、ちょっと違うスタンスの付き合いをしている。普段は、仕事での交流も少ない。彼は、静岡新聞やラジオなどでも活躍している。かなりの文化人といえる、と思っている。私が彼に会った時、非常に爽やかな印象を受けた。程よいハンサムでもある。言葉遣いもきちんとして、きれいである。言葉や文字がきれいなのは、大いに大切なこと。心掛けはあるが、私は、てんでなっていないから、ますますそう思うのである。特に、女性の粗い言葉は興醒めである。栗田さんは、地域でも独歩の感じがして、誠に心地良い人である。飲む、打つ程度で群れることもないようだ。 若い時からの作品を拝見してきた。作品には、アクの強いものはない。それは、出来上がった瞬間が一番見栄えがして、後はみすぼらしくなる建築は悲しい。歳を重ねるほどに、味わい深くなるものを目指したい、という彼の考えが、生まれたての華やかさや、コケ脅かしを嫌っているかも知れない。また、はしゃぎ過ぎ、自己主張をし過ぎて、周囲の風景を壊してはならないという意識もあるようだ。大いに大切なことで、さんざんはしゃいだ後で、最近はシンプルで良いでしょう的な、著名な建築屋も見える世の中で、大切にしたい建築家の一人である。景色に馴染んだり、使い易かったり、その上で美しく、というのは理想だろう。それには、施主の大きな協力も必要である。優れた建築を産む大きな要因の一つは、良質な施主に負うところが大きい。栗田さんも、そう思っているだろう。 彼とは、まともに酒席を共にした記憶も薄いが、静岡を思う時、どうしているだろうか、と必ず思い浮かべる人である。彼は、多くの旅を重ね、多くを見て設計活動を続けている。私は、その辺りを信用する。雑誌だけで、頭をひねくりまわすだけでモノを創る人間を、私は、あまり信用しない。という私も、まだ、僅か三千件ほどの建築を見てきただけだから、大きなことはいえない。いつか栗田さんと二人で、ゆっくり旅をしたいと思っている。早くしないと、私の命が足りない。 |
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WORKS 1991 モード・ローラ 1994 花ふうせん プロショップSUZUKI 1998 集合住宅 Paddington residence 清水市S邸 | |