注意事項

施工にあたり

選択上の注意事項

ベルビアンには様々な仕様の製品があります。使用部位や下地基材の種類などにより、仕上がりや性能に問題が生じる場合もあります。特徴をご理解頂いた上で、色柄の選定をされることをお奨め致します。


■熱への配慮

ベルビアンは合成樹脂製品ですので、長期間50℃以上、または、-10℃以下になるような場所への施工は避けて下さい。


■太陽光への配慮

屋外に施工する場合以外でも、窓など開口部周辺の部位では、太陽光による褪色に対する配慮が必要です。ベルビアンEXシリーズの中から選定して下さい。照明器具から出る紫外線による褪色にもご注意下さい。


■水廻りへの使用

ベルビアンは水分に対して充分な耐久性を持っていますが、下地基材の変質(錆、膨潤など)により仕上がりの表面状態が悪くなる場合があります。水廻りへの施工に際しては、耐水性のある基材を使用し、重ね貼り施工をして下さい(→重ね貼り参照)。


■下地基材の色

下地基材の色によっては、仕上がりの表面色が影響を受けることがありますので、試験貼り等を行って確認して下さい。


■下地基材の影響

特に平滑で光沢の高い柄については、下地基材の影響で仕上がりの外観が悪くなる場合がありますので、試験貼り等を行って確認して下さい。


■「∞PVC」マーク

「資源の有効な利用の促進に関する法律」にもとづき、ベルビアンの裏面には、材質が塩化ビニルであることを示す「∞PVC」マークが薄く印刷されています。裏面から光があたると、色柄によっては表面に「∞PVC」マークが透けて見える場合がありますのでご注意下さい。


シルキースエード(AT/MT/WT)SS

艶消しの風合いを出す特殊樹脂を表面に使用していますので、他のシリーズに比べ、耐汚染性がやや劣ります。


ウルシ(SG)

漆塗り調の光沢のあるフィルムですので、施工の外観仕上がりに下地基材の影響が強く出ます。金属板などの平滑な基材に施工されることをお奨めします。
三次曲面への施工は避けて下さい。
施工時のスリ傷防止のため、製品の表面には保護フィルムが被覆してあります。


BR/CO/CY/MA

光沢のあるフィルムですので、施工の外観仕上がりに下地基材の影響が強く出ます。できるだけ平滑な基材に施工されることをお奨めします。
反射光が基材の影響を目立たせるので、充分な下地調整を行って下さい。
突き付け貼りをした場合、光のあたり方により隣り合ったフィルムの色が異なって見えることがありますので、目地処理をお奨めします。必ずシートの流れ方向を合わせるように注意して下さい。


ベルビアンCM/FM

本金属の反射が強いフィルムですので、施工の外観仕上がりに下地基材の影響が強く出ます。できるだけ平滑な基材に施工されることをお奨めします。
通常のベルビアンとは材質が違いますので、フィルムを引き伸ばし三次曲面に施工することはできません。
金属を複合していますので、高湿度での保管は避けて下さい。


ベルビアンFR(RA/RC) FR

四フッ化樹脂が複層化されており、非常に優れた汚染防止性能をそなえています。落書きやテープなどの汚れに対し、優れた性能を発揮します。日常的にメンテナンスが必要な、トイレや駅構内など、パブリック空間に適しています。
汚染防止性能に優れているので、重ね貼りはできません。突き付け貼りか目地処理にて施工して下さい。



■作業環境

準備作業がベルビアンの施工仕上がりの良否に影響を与えます。以下の項目を必ず守るようにして下さい。
ベルビアンの施工温度範囲は、10 C・35 Cです。10 C以下になりますと粘着力が低下し密着不良によるシートの膨れ・浮きが発生することがあります。施工現場の環境温度が10 C以下の場合、環境温度を上げ、なおかつ下地基材を温めて下さい。また、ドライヤーを併用しフィルムを温めながら圧着して下さい。
埃や塵が仕上がり表面に突起を生じさせる原因となります。事前に作業場所周辺の床を清掃し、水を撒くなどの防塵対策を行って下さい。
暗所での作業は、エアや仕上がり欠点の発見を困難にしますので、充分な明るさを確保して下さい。


■施工前の確認

製造ロット番号が紙管(巻き芯)及びダンボールケースの側面に記載されています。施工前にロット番号を控えて下さい。万一トラブルが発生した場合には、ロット番号をお知らせ下さい。


■ベルビアンEXの施工 EX

ベルビアンEXを屋外で使用する場合、設計段階からの打ち合わせが重要です。
事前に工場でパネル等に施工することを推奨しますが、現場施工の場合には作業環境温度は15 C以上、養生に配慮し、ドライヤー等を使用し入念に施工して下さい。
雨天や強風など悪天候下での施工は避けて下さい。
カッター等で表面を傷つけることは避けて下さい。
雨水が浸透するのを防ぐため、ジョイントの突き付け貼りは避けて下さい。


■貼り作業

完全な接着性能を発揮させるために、圧着は十分行なって下さい。施工時に外観上接着しているように見えても、微細なエアがフィルムと基材の間に残っている場合は、環境温度が上昇するとエアが膨張してフィルムの表面に膨れが発生することがあります。


■重ね貼り

ベルビアンを重ね貼りする場合は、重ねる部分にベルビアンプライマーを塗布し、乾燥を確認してから施工して下さい。その際、プライマーがはみださないようご注意下さい。
シルキースエードとベルビアンEXについては、重ねる部分の表面を軽くサンディングしてからプライマーを塗布して下さい。
ベルビアンFR (RA/RC) への重ね貼りはできません。
また、防火区画において、改装等のため既存の化粧フィルムの上にベルビアンを重ね貼りすると、不燃あるいは準不燃材料としての認定番号の適用対象になりませんので、御注意ください。


■離型紙

縦横約50mm間隔で方眼が入っていますので、裁断の目安にして下さい。
柄合わせが必要な場合には、柄を見てやや長めに裁断するようにして下さい。
単色であってもシートには方向性があります。流れ方向を合わせないと、突き付けた場合色が違って見えますので、離型紙のロゴマークが正しく読める方向を上にして合わせて下さい。

シート

■柄合わせ

一般的な壁紙と同様、ベルビアンにも全ての柄にリピートがありますが、素材の特性を考慮し貼り合わせた時に柄の継ぎ目が目立ちにくいように工夫してあります。板目柄や大柄など、柄合わせを考慮する必要がある柄もありますので、各サンプルの下部にリピートの参考値を記載してあります。
木目以外の柄のリピートは、「サンプル検索」メニューよりリピートをお調べになりたい柄を検索してご覧いただくことができます。

柄リピート

■ハイブリッドタイプ粘着剤

内装用ベルビアンの一部については、ハイブリッドタイプの粘着剤を採用しています。施工時のエア抜きはフラットタイプの粘着剤に比べて容易ですが、圧着は十分に行なって下さい。
ハイブリッドタイプ粘着剤に関する詳しい情報はこちら(PDF)をご覧ください。


施工後の注意とメンテナンス


■残材の保管

離型紙を内側にし、紙管に巻いて、ポリ袋に入れエンドキャップで宙吊りにし、専用ダンボールケースに入れ、温度、湿度の低い暗所で保管して下さい。
購入後1年以内に使用するようにして下さい。


■廃棄上の注意

注意

端材などを廃棄する場合に焼却しますと、塩化水素ガス等の有害なガスを発生します。特にベルビアンEX、ベルビアンFRは、フッ化水素ガスを発生し危険ですので、法令「廃棄物の処理および清掃に関する法律」に従い、許可を受けた産業廃棄物業者に処分を委託して下さい。


■メンテナンス方法

日常的な汚れは薄めた中性洗剤を柔らかい布やスポンジ等につけて清掃して下さい。清掃後、残った洗浄剤は水拭きし、除去して下さい。
クレンザーなど研磨剤が含まれている洗浄剤やシンナー、トルエン等の溶剤は使用しないで下さい。
落ちにくい汚れは石油ベンジンに浸し固く絞ったウエスで拭き取って下さい。
耐溶剤性に優れているベルビアンEX、ベルビアンFRの落ちにくい汚れを除去するには、シンナー等の溶剤を使用してもかまいません。


注意

離型紙、端材などを床に放置しないで下さい。歩行中に踏みつけ足を滑らせて転倒する恐れがあります。
正反のもの(50m巻き)は25kg以上の重量物となりますので、安全のため荷扱いには充分注意して下さい。


注意

有機溶剤が含まれているプライマーやシーラーを使用する場合には、充分な換気を行うとともに、引火を防ぐため、火気類を近づけないようにして下さい。


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